年末までボートレース

趣味でボートレースに関する色々な記事その他を書いていきます。たまにはボート以外も。

2016 第19回チャレンジカップ/レディースチャレンジカップ 大村競艇場の戦略を妄想してみた

これまでの記事でボートレース大村のファンサービスについて書きましたが、

このボートレース場、施工者がかなり戦略的に運営を考えているのではないかな、と

たまに思うので、今回はそれについて書いてみます。

やや内容がネットに寄ってますがそちらはご容赦ください。

特徴1 サイトのデザインが見やすい

2016年現在、全国24場にあるボートレース場のwebサイトの大半はフラッシュを用いたり、スマホ専用サイトを設置したりしていますが、大村は2012-13年時点で対応していました。

世間の流れからすれば遅いくらいですがほか競艇場より先んじていて、

当然他より先んずれば、サイト改善等のPDCAも他よりもたくさん回せるので、

現在でも他の競艇場サイトよりも、みやすく使いやすいです。

例えば、予想サイト一つとっても

[SP]ボートレース大村予想サイト > 出走表

上記が大村です。これに対して今は開催されていませんが、三国のそれと比べてみれば

大村の洗練されっぷりがわかると思います。

 

特徴2 本場で行われるレース及び展示リプレイや表彰の模様等が全てyoutubeで視聴可能

大村はyoutubeで2つのチャンネルを開設しているようです。

www.youtube.com

www.youtube.com

前者はビッグレースのセレモニーや前日予想が、後者は全てのレースの展示リプレイおよび、実際のレースリプレイの動画が登録されています。

このおかげで、こういったネットのブログ等に非常に埋め込みやすいものに

なっており、使い勝手がいいです。

ただし、youtubeを用いている理由はこういう用途よりも、インフラ面でのコストや

信頼性についてのリスクを自前で抱えるよりは、youtubeのサービスに乗っかった方がメリットがある、という判断という側面の方が強いでしょう。

ニコニコ動画でもチャンネルを開設して、目覚まし戦で飛んだ選手の懺悔動画等是非やってほしいものです。

 

特徴3 インが強いというブランドイメージの醸成

ネットと共に、もし戦略的にやったのならうまいなと自分が感じたのはこれです。

 

ボートレース3連単という、1・2・3着を順番通りに当てるという投票券を一番最初に売り出したのですが、当然ながら1・2・3着を順番問わず当てる3連複、1・2着を順番通りに当てる2連単等よりも組み合わせ数が多くなるので、当てる難易度は高くなります。

もう後の祭りですが、6艇しかない中で1着2着のみ当てる、つまり30通りから選ぶだけの、当てやすさを売りにしていた公営競技なのにこれを導入してしまい、

時を同じくして、その後日本の景気はどんどん落ち込み、公営競技をたしなむ層の

日本人の可処分所得は急激に減っていきました。

この様な状況ですと、趣味としてボートを楽しみつつもギャンブル性も享受したい

大半の層は、一発を狙うよりは固いレースを見てそちらを購入する様になり結果、ボートレース全体の売り上げは低下していきます。

 

大村はそれを見越してか、自身の場を「インが強い≒20通りから買えば当たりますよ」という事をしきりにアピールしています。

www.youtube.com

これは前述のチャンネルにある、大村で現在開催中の第19回チャレンジカップのCM映像ですが、OG画像からしていきなり「1コース3連対率」の高さをアピールしています。

きわめつけは大村自身が予想サイトをやっているのですが、そこの架空の予想師の

名前が「印賀 勝男」。もはや言わずもがなですね。

 

これはいきなり施工者が思い付きでやろうとして、明日から来月からできるようなものではありません。

きちんと計画立てて、ファンの購買意欲が安定志向≒インからの20通りの3連単に偏るだろう、という読みがあったんだと思います。

ボートレース大村は水面特性上、特段他の場に比べてインが強いわけではありません。

おそらく住之江や徳山の方が強いでしょう。しかしながらこういったアピールと共に、

インの選手が勝ちやすいシードレースをたぶんに実施したり、それに対してネットで買った際のポイントを多めに付与したりとした、戦略的な囲い込みをいち早くやっています。

 

実際自分もボートレース大村のネット投票からボートレースが好きになった面も否めないので、多分に主観も入っているかと思いますが、ここはかなりやり方がうまいですし、今後も期待せずにいられません。

 

ボートレース場の運営方針の策定・予算組等は大抵公務員が行うので、

あまり冒険はしないのですが今やレースも、モーニング(朝9時~15時位まで)、デイ(朝10時~16時)、ナイター(14時~21時)と多様化してきたりしています。

レースの行われる時間や、自身の場の持つブランドや特性等を分析したうえで、

各場が金太郎飴みたいな本場ファンサービスや、選手ブログではなくこういった事に

意欲的に取り組むようになると、この競技はもっと裾野がひろがるんじゃないかなーと

思います。