年末までボートレース

趣味でボートレースに関する色々な記事その他を書いていきます。

2016 第31回グランプリ 賞金ランク11位&13位 ついに兄弟で賞金王出場 篠崎元志・篠崎仁志

 ここのところ風邪をひいてすっかり更新ができませんでした。

さて今回は、ボートレース史上初の快挙を達成した、

篠崎元志&仁志兄弟を取り上げようと思います。

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※boatrace公式website(BOAT RACE OFFICIAL WEB SITE)より引用

篠崎元志 - Wikipedia

篠崎仁志 - Wikipedia

今年住之江で開催される、ボートレースグランプリ(賞金王決定戦)は、

出ること自体がとんでもなく難しいSGなのですが、

この篠崎兄弟、なんと兄弟で出場を成し遂げるという快挙を成し遂げました。

 

■篠崎兄弟がレーサーになるまで

 この兄弟、小学校位まではボートレースの事は知らず普通の野球少年でした。

人口の多い福岡県で県大会でいいとこまで行くなど、運動神経は結構よかったみたいです。

 転機は兄の篠崎元志が小学校6年の時。お父さんが急に倒れてしまい、一命はとりとめたものの、後遺症が残り働くことができなくなってしまいました。

急に一家の大黒柱が動けなくなり、彼らの母親は専業主婦からパートになり朝から晩まで死にもの狂いで働く事になります。

 そんな母に何とかしてやりたい・・野球ではそれなりの成績をおさめていたものの、

どうしても体格で劣りこのままプロになるのは難しそう・・そう思っていた頃に、

兄の元志の方は親戚に連れられボートレース福岡にレースを観戦しに行く事になります。

その時に圧倒されたスピード感・そして高収入という事実。

 篠崎元志選手はその瞬間に「ボートレーサーになる」と決めて、そのためのトレーニングや勉強を開始します。

最初は視力等で落ちたり色々ありましたが、96期生としてやまと学校に入学。

現在の活躍は皆さんご存知の通りです。

 

さて、弟の仁志は実は同じ時期にボートレース場に連れていかれましたが、

兄の元志ほどはビビビっと来なかったようで、普通に高校生として生きていたようです。

ただ、兄のレーサーになるという意気込みのすごさに圧倒され、

人生で何も特に目標を持たずに生きてきた自分に疑問を感じ、自身もレーサーに

なることを決意。

そんな甘い世界じゃないことと、兄がやってるなら自分もみたいな姿勢から家族は猛反対しましたが、一生懸命に入学準備をして、101期生としてやまと学校に入学。

ここで頑張らなかったら、自分の人生何も残らないな」と覚悟を決めて訓練に

取り組み、兄の元志もできなかった卒業記念レースで優勝も果たしてプロデビューします。

ちなみに弟の仁志の選手養成学校にかかる費用は全て兄の元志が負担しました。

 

■デビューからここまでの道のり

さて無事にプロデビューした篠崎兄弟ですが、実は二人ともやまと学校の成績の良さに反して、デビュー後しばらくの成績は芳しいものではありませんでした。

兄の元志はやや自棄になり、パチンコにのめりこむ始末。

 

そんな時に、当時福岡の強豪選手である白水勝也選手と出会い、この白水選手の率いる

我勝手隊という選手グループに所属します。

ペラ坊ブログ ★我勝手隊★

 

白水選手の面倒見の良さももちろんですが、そのグループには期もそんなに変わらないのに、天才レーサーとして出世街道をひた走っていた岡崎恭裕選手がいました

(この選手も今年、賞金ランク12位でグランプリに出場します)

岡崎恭裕 - Wikipedia ※興味のある方はこちらのwikipediaをご覧いただければわかりますが、とんでもない選手です。

 

これらの環境が篠崎元志選手の発奮材料となったのか、その後技量をあげてメキメキと頭角を現し、2011年ころからトップレーサーとしての仲間入りを果たします。

 

弟の仁志は兄を凌ぐといわれているほどのセンスと、兄の元志が身に着けた

テクニックや築き上げた信頼から来る人脈等を通して、早くから頭角を現します。

ちなみに仁志は先ほど述べた様に、兄の元志も達成できなかった養成所の卒業レースでの優勝という実績がありますが、新人選手の栄誉と言われる新鋭王座決定戦競争という、これまた兄の元志が獲りたくても獲れなかったタイトルを取っています。

現状の成績や実績では兄の元志の方が上ですが、実は兄以上のセンスと強運の持ち主と言っていいのではないでしょうか。

 

■惜しかった2013年・・そして

 この兄弟、実は3年前の2013年に賞金王決定戦に兄弟で出場できるチャンスがありました。

この年に兄の元志はすでに11月時点で賞金王出場安全圏。弟の仁志は先ほどの

新鋭王座決定戦(G1)、そして福岡で初の記念(G1)制覇しており、

もう一つG1を獲れば出場可能という状況でした。

そしてその時にボートレース宮島で開催されたG1でなんと優勝戦1号艇で乗り込み、

ついに兄弟でSG出場なるか!?と期待されていました。

しかしながら、この優勝戦で仁志選手はまさかのフライング・・

 

兄の元志選手はその年のMB記念(ボートレースメモリアル)優勝戦でフライングを

おかしており、2014年いっぱいはSGにほぼ出られない状況だったうえに、

仁志選手はこのG1優勝戦でのフライングによるペナルティで半年間G1競争には

出場できないというペナルティが課せられたため、ここで兄弟での賞金王出場という

チャンスは遅くとも2年先までお預けとなってしまいました。

 

そして あれから3年。兄の元志は2015年に、ボートレース蒲郡での

ボートレースメモリアルを制し、弟の仁志もG1タイトルをさらに獲得、

そして先月行われた大村SGチャレンジカップで優勝戦出場等、着実に実力を蓄えてついにこの舞台がやってきました。

本人たちも夢にまで見た大舞台。是非とも出場だけに満足せず大暴れしてほしいものです。

■個人的に思う事

ここまでは、篠崎兄弟のレーサーとしての実績等について書かせていただきましたが

ここからは完全に個人的に思う事を書いてみます。

まずこの兄弟、肉体がとんでもないです。専属トレーナーを付けて時間があるときに

ストイックに鍛錬しているからなのでしょうが、おなか周り等贅肉のかけらも

ありません。これは「篠崎元志 腹筋」で検索いただければわかると思います。

 

次にテレビやトークショーでの対応です。

これも専属トレーナーでもつけているのかというくらい、きちんとした受け答えが兄弟共にできています。ボートレースの業界ではスターになりそうな選手には、

メディア対応を教えているようですが、同じように講習を受けているほかの選手などに比べても、しゃべり方やカメラを前にした姿勢などがキチっとしています。

 

最後がファッションセンス。同年代の他選手等が派手なブランドもの等で

ガチャガチャと着飾っているのに対して、兄の元志等はネイビーのジャケット等、

シンプルながらも質のいい上品なものを身に着けています

ちなみに弟の仁志はネクタイのセンターディンプル(ネクタイの結び目中央すぐ下にあるえくぼのようなものです)もバッチリと決まっており、好印象です。

 

いかがでしたでしょうか。色々と書いてきましたがとにかく兄弟でグランプリに出場するなんて事自体が快挙ですので、記念に今節のグランプリは6日間全レースでずっと仁志・元志の1着からの舟券を買ってみるのもいいかもしれませんよ。