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年末までボートレース

趣味でボートレースに関する色々な記事その他を書いていきます。

2016 第31回グランプリ 賞金ランク15位 苦労人の星 白井英治

今回は賞金ランク15位で現れた、山口の白井選手について書こうと思います。

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画像引用:ボートレースオフィシャル(BOAT RACE OFFICIAL WEB SITE)

 

■無冠の帝王

白井選手は、80期生として97年にデビューして、あの天才レーサー今村豊選手に

師事します。

そして厳しい指導の元、元々のセンスもあったのでしょうか、

デビューからわずか4年でSG優出し(これは凄い事です。2012年にデビューした選手の

中ではSG優出はおろか、出場できた選手もほぼ0という現状)、順調にトップレーサーとしての階段を駆け上がります。

 

この時点でほとんどのボートファンは今後SGをばりばり獲るんだろうなと

思いますが、この選手とにかくSGで優勝できませんでした

出るも出るも、ことごとくSGという分厚い壁に跳ね返され、その間にフライング等もあり厳しい期間もありました。

特筆すべきが前回の記事、

 

masuosan55.hatenablog.jp

 で岡崎選手が、22歳という若さでSGを優勝して天才とか書きましたが

このレース、そもそも岡崎選手は優勝戦に乗れる予定ではなかったのです。

どういうことかというと、この白井選手が待機行動違反を犯してしまった(しかも

勝てば1号艇で優勝戦に乗る予定だった)ため、繰り上がりで岡崎選手が優勝戦にのり、

そのまま優勝してしまったのです。

自分が優勝へのポールポジションを逃して、そこで優勝したのが繰り上がりの超新星

普通の人間なら、ここでもう腐ってしまいます。

その後も2014年のSG総理大臣杯(尼崎)でも準優勝戦12R1号艇(つまり逃げれば、

優勝戦1号艇で、優勝への最短ルートです)でも大敗する等、「白井にはSGは獲れない」とみんな思うようになり、「無冠の帝王」というありがたくないニックネームがつくことになります。

 

■とんでもなかったSG優勝

しかし神は見捨てなかったです。

2014年に若松競艇場で行われたモーターボート記念

ここで白井選手はついにSG優勝戦に14回目の出場にして初優勝を達成します。

www.youtube.com

 

このSGではとにかく書きたい事がいっぱいあるのですが、書きたい事を2つに絞ると

まず、白井選手は予選でいいモーターを引きましたが、なんと予選で落水(ボートから飛び出して水面に投げ出される事)してしまいます。

www.youtube.com ※ちょっとショッキングなサムネイルですが、拝借しました。

このときは予選3日目。白井選手はこういう空回りするパターンが多いので

「またいつものパターンか・・」と思いました。※落水は減点。

 

しかしこの後何事もなかった様に、鬼神の様な強さで準優勝戦進出。

その準優勝戦でもド派手なまくり差しを決めて、ついに優勝戦に進出します。

優勝戦は上記動画で見ての通りですが、動画の最後の方のスタートタイミングを見て

ください。

スタートタイミング0.00(こういうのを「タッチスタート」と言います)で優勝を決めます。

予選で落水し、タッチスタートで14回目のSG優勝戦で初優勝。

こんなドラマチック過ぎることを成し遂げて、普段の実社会で同じような境遇の人間は

いたく感動したことでしょう。

■2014年のグランプリ そして今回のグランプリ

さて、先ほど悲願のSG優勝を決めた白井選手、平和島での賞金王決定戦(グランプリ)にも乗り込んできます。

6位以内に入っていたので、トライアル2ndからなのですが、1着1着1着とパーフェクト

優勝ペースで乗り込んできます。

ここで「さあ完全優勝だ!」と思い、僕も平和島現地に行きました。

1-9-9でパラパラと、5万円位舟券を買ったのを覚えています。

そして、結果は・・

www.youtube.com

残念な事に優勝を逃してしまいました。

そしてそこで優勝したのは茅原選手。若手によるグランプリ覇者誕生です。

またも自身の大敗の裏で超新星を産む悲劇。

 

ですが苦労は人間を強くします。そして負け続けることによる負け癖は、

2014年の若松で払拭済です。

 

師匠も成し遂げていないグランプリ制覇を苦労人の弟子が達成なるか。

トライアルは5号艇(篠崎選手が回復しなければ4号艇ですが)からスタートですが、

今回すべて1-2着から買おうかなと思っています。