年末までボートレース

趣味でボートレースに関する色々な記事その他を書いていきます。たまにはボート以外も。

2017 第6回クイーンズクライマックス 最強の女傑・遠藤エミ そして未来の女傑・大山千広

 大村で開催していた、第6回クイーンズクライマックス。遂に優勝者が決まりました。今回は非常に思うところがあったので、やや長文ですが最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

 

■第11R クイーンズクライマックスシリーズ 優勝戦

展示は枠なり。あれだけ動くと思っていた6号艇の日高逸子選手が動かなかったのですが、動くか動かないか、なかなか判断がつかない状態でいました。

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しかしその時に、展示情報で彼女のチルトが0度に跳ね上げられているのを見て、

自分は動かないだろうと確信。

 

「チルト」というのは船の後部にエンジンを取り付ける際の角度の事で、大体どこのボートレース場も-0.5度から最大で3度位まで上げる事ができ、角度をあげると節水面積が減少するのでスピードは出るようになりますが、乗り心地(安定感)を損なうので ほとんどすべての選手は-0.5度(デフォルト)で走ります

2016 第5回平和島クイーンズクライマックス 5日目終了 群馬の努力娘に勝利の女神は微笑むのか? - 年末までボートレース

 

 つまり、「大外から精一杯助走をつけて、なにかやろうとしているんだろうな」と思ったのでわざわざ進入で動いて、助走距離を減らすことはないだろうと思ったのです。

 

さてそのほかだと、4号艇の鈴木成美選手がスタートも攻めており、かつ展示もかなり良さそうに見えました。

 

これだと、すぐ隣の3号艇の廣中選手は鈴木選手にたたかれると絶体絶命ですが

彼女はターンするときのまわる部分のアシがかなり良さそうに見えたのと、スタートがそれほど早くないので、

4号艇の鈴木選手が1の竹井奈美選手と2の中谷朋子選手をたたくも3は残ると思いました。

 

よって、結局買い目は前回の記事通りとなりました。 

厄介な事にエンジンが出ているのは竹井選手ではなく、 2号艇の中谷朋子選手と、3号艇の廣中選手なのです。 なので、1-23=56、と23-2356=1で

2017 第6回クイーンズクライマックス 最終日展望 遠藤エミの完全優勝なるか - 年末までボートレース

 

 そしてピットアウト。

やはり本番でも日高選手は動かず、本番も枠なり。

そしてレーススタート!スタートでやや先行した鈴木選手がグイグイとうちに締めていきます。

 

そこで締められた廣中選手はこのままではまくられると思ったのか、自身もまくりを敢行!

これが見事にきまり、3がトップに。

 

4の鈴木選手は早々にまくりきるのを諦め、差しがまえに。

そしてこの展開を冷静に見ていた日高選手がきっちりと最内側を差してきました。

 

この時点で3-56-12を持っていた自分は大興奮していたのですが、なんとまくりを

諦めた鈴木選手がきっちりと3着に残っていました。

 

結果は3-6-4.約7万円での決着。

2連単はもっていましたが、唯一買っていない3連単3-6-4が来るという、いつもの自分の泣きたくなるパターンがさく裂しました。

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これでクイーンクライマックスシリーズの優勝者は廣中智紗衣選手。

B級の選手がこの大会で優勝するのは初ではないでしょうか。

 

東京支部の女子選手は振るわない時期が多かったのですが、新人の島田なぎさ選手の初優勝等、勢いづいているのでここで東京支部飛躍の起爆剤になってくれることを期待します。

 

■第12R クイーンズクライマックス 優勝戦

さて心がおられそうになった状態の中、間髪入れずに第12Rのクイーンズクライマックスの優勝戦の展示が始まりました。

 

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展示は枠なりですが、風がかなり強いのと2号艇の小野生奈選手が大きくフライングしているのが非常に気になります。

 

あと当日は風が強い予報だったのですが、展示のタイミングだとますます強くなってきたのがうかがえます。

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その後はJLC(日本レジャーチャンネル。ボートレースの色々な情報をお届けしているCS放送局です)

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で、リポーターの方が各選手の最後のコメントを載せているのですが、

その中で気になったのは3号艇の長嶋万記選手のコメントです。

 

思い切ったレースをしたい」とありました。

 

ここで思い出したのは昨年のボートレース平和島で行われた、

第5回のクイーンクライマックスの優勝戦です。

 

昨年の優勝戦にも彼女は3号艇で乗り込んできて、最後の勝負といわんばかりにまくろうとするも不発に終わっているのです。

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そこに来て、展示では小野生奈選手がものすごいフライングをしていたので、

結果自分は以下のように考えました。

 ・小野選手は大一番の緊張もあり、もはやスタートの勘がくるってしまっている。

 スタートで凹むか、スタート後に伸びていかない。

 ・対照的に長嶋選手は今年こそまくろうとする。

 ・その隙をついて、4・5が来るかもしれない。2の小野選手は着外の可能性が高い

 こうなると、1と3の一騎打ちか、1と3がやりあった間隙を4号艇の平高奈菜選手か

 5号艇の寺田千恵選手が突いてくると考えて、買い目は変更。

3-9-9と45-236に変更しつつ、インの本線は1-345-345をメインにしました。

 

ここまでボッコボコにやられており、11Rは唯一買ってない買い目で7万円近い舟券を取り逃す等さんざんでしたが、

 

最後のレースだし先ほどの11Rで厄落としは終わったと、という事で追加入金をして、買った後にさらに買い足す等して、震えつつも投票締め切りを待ちます。

 

そしてピットアウト!

ピットアウトした瞬間にセンターの艇がゴツンとぶつかったりなどしましたが、

とりあえず進入は枠なり。

かなりの額を突っ込んだので、自分の心臓が早鐘の様になっています。

 

ついにレーススタート!!

スリットでは読み通り、小野選手は凹んでおり、トップスタートを切ったのはなんと4号艇の平高奈菜選手!

11Rとまったく同様にグイグイと締めあげており、3号艇の長嶋選手に接触します。

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ただ、11Rと異なり遠藤選手はグイっと伸びていたので、3号艇の長嶋選手はまくりにいかず、差しを選択。

 

なんとその差しが遠藤選手をとらえそうになりました。

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※先頭に注目してください。白(1号艇:遠藤エミ選手)と赤(3号艇:長嶋万記選手)がお互い一歩も譲りません

 

しかしここで2Mの前に、前日2号艇から松本晶恵選手を差し切った驚異の伸びで遠藤選手が振り切り、2Mでは遠藤選手が単独トップに立ちました。

 

さてこの時に1Mでは「3-1-か。そんなに買ってないよー」となり

2Mでは「1-3-5か。そこそこ買ってるけど今年の負けは全然取り返せないよ」と

思っていたのですが、

長嶋選手は遠藤選手からトップを奪う事しか考えていなかったのか、やや2Mでターンは流れ気味に。

 

そこに自分が大本線で買っていた、5の寺田千恵選手が凄い差しを決めて、態勢が1-5-3になりかけました

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ここで自分の興奮は最高潮に。「うおー!」と絶叫しました。

さらにこの後ろには4号艇の平高奈菜選手が。1-5-4もたんまり買ってあったので、

心臓の音が周りに聞こえるんじゃないかってくらい、どくどくと鳴り始めました。

 

2周目の1Mで長嶋選手が寺田選手を外から捕まえ、並びかけるも2Mでは同じ戦法

は二度と食わなかったのか、寺田選手がここで2着に。

 

更にその後(自分にとって)にドラマは待っており、2周2Mで大きくターンを外してしまった長嶋選手の内側を、4号艇の平高選手が差し込んできました。

 

この時は明らかに1-5-3の態勢だったのですが、3周1M長嶋選手は後ろの平高選手をまったくノーマークだったのについてこられたのに慌てたのか、

明らかに動揺しており、先行している寺田選手の引波をなぞるかのようなターンをしてしまい、ここで4号艇の平高選手が並んできました。

 

こうなるともう自分の中では、高目の舟券がさらに高目になったので、ひたすらテレビの前で平高選手を応援です。

 

3周目1Mで内側に再度平高選手が並んできて、勝負は3周2Mへ。

後ろから追い上げてきた平高選手は終始冷静なのと対照的に、長嶋選手は余裕がありません。

2Mでは差しに転ずるも、平高選手が3着はなんとか守り切り、結果は1-5-4。

 

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勝負が決まった瞬間に自分の手はぶるぶると震えており、変な汗をぐっしょりかいていたのを覚えています。

 

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※いやらしく感じる方も多いと思いますが、ダービー以降ずっと負け続けていたので、どうかご容赦ください。

 

そして第6回のクイーンズクライマックス、優勝者は以下の通りとなりました。

■第6回 クイーンズクライマックスシリーズ優勝者:廣中智紗衣(東京)

■第6回 クイーンクライマックス優勝者:遠藤エミ(滋賀)

※()内はその選手の所属する支部

 

■強かった遠藤エミとシリーズ戦にいた、もう一人の遠藤エミ

 

6日間を振り返ってみると、結果遠藤エミ選手のパーフェクトV!

遠藤エミ選手は、102期生で同期には3年前の丸亀でレディースチャンピオンを制した、

滝川真由子選手などもいます。

 

この遠藤選手はデビューからしばらくして、すぐに注目を集めました。

レースセンスが抜群で、豪快なまくりも冷静な差しもできる。

このクイーンズクライマックスや、毎年夏に開催されるもう一つの女子最高峰のレースである、レディースチャンピオンが獲れないのが不思議と言われるほどの選手です。

 

この2-3年間は、その強さも買われてか彼女のいる滋賀支部の顔となり、

SGのボートレースメモリアルという、各ボートレース場から強い選手を推薦して戦うSGでも、男子選手を差し置いて選ばれたりして、G1やSGレースで強豪選手にもまれて、どんどん強くなっていきました。

 

そしてこのタイミングでG1である、クイーンクライマックスを優勝。

実は彼女、今年の7月に行われたSGのオーシャンカップでも優勝戦に乗りかけており、もはや男子とそん色ないレベルの技量の持ち主です。

 

今回のクイーンクライマックスを優勝して来年のボートレースクラシックの出場権を得たわけですが、ひょっとしたら来年彼女はSGも優勝しちゃうのではないでしょうか。

 

あと今節を見ていて自分が非常に印象に残ったのが、大山千広選手です。

以下のレースを見てください。

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このレースは昨日12月30日の、クイーンズクライマックスシリーズの準優勝戦ですが

大山選手は果敢に何度も何度も何度も、若々しいツケマイ攻勢に出ます。

 

結果は最後は振り込んでしまいましたが、レバーを落として回る選手が多い中、

何も恐れずに何度も自分を信じてフルスロットルでターンをする彼女、私はこの大山千広選手に、今日優勝した現在の女子ボートレース界の最強選手・遠藤エミ選手のデビュー当時を重ね合わせずにいられません。

 

ちなみに大山選手は、母親に同じくボートレーサーの大山博美選手を母に持ち、やまと学校を勝率2位で卒業するなど優秀なのですが、なんとデビューから2年半程度で今年初優勝しています。この点からも将来を嘱望された福岡の女子のスター選手、という感じがしますね。

 

いかがでしたでしょうか。今年も昨年と同じく(執筆回数や内容は、仕事の事情もあり大きく減らさざるを得なかったですが)年末にかけて、いろいろな記事を書いてみましたが

今年も昨年同様、男子も女子も非常に見ごたえのあるレース、というか戦いが繰り広げられて面白かったです。

 

こんな駄文でも、見た方の一人でもいいのでボートレースに興味を持ってもらって、自分と同じように(掛け金はあげちゃダメですよ)、レース展開に一喜一憂するもよし、だれか気に入った選手に自分の生きざまを重ね合わせて応援する等、

ボートレースを楽しんでくれる方々が一人でも増えてくることを願って止みません。